WordPressスターターコンテンツを利用して公式テーマを再現する
WordPressにはスターターコンテンツという機能がある。テーマのサムネイルと同じようなレイアウトを実装することが可能で、WordPressを新規インストールしたときに「カスタマイズ」からトップページや投稿記事、メニューなどが用意できる機能のことである。
テーマの公式サイトのセットアップをお手軽に再現できるということで、試しに使用してみる。
スターターコンテンツを有効にするには
スターターコンテンツはWordPressを新規でインストールした時に利用できるという条件がある。この「新規」というのが非常に重要で、投稿、ページ、ウィジェット、またはカスタマイザー設定がまだ更新されていない新規インストール
でのみイベント的に発生する。
4.7のテーマのスターターコンテンツ
WordPressを何も変更を加えていないフレッシュな状態へ一時的に変更することはできる。スターターコンテンツ機能を使用したいテーマをインストールして有効化した後に、そのテーマのfunctions.php
に下記のように追記すると良い。
update_option('fresh_site',1);
スターターコンテンツを使用してみよう
スターターコンテンツの適応手順
- WordPressを新規インストール
- もしくは、
update_option('fresh_site',1);
を記述
- もしくは、
- 試したいテーマをインストール
- ダッシュボード>外観>カスタマイザー>保存して公開
情報が少なくわかりにくいので、いくつか引用を掲載する。
インストールして、何も作業しない状態で、Twenty Seventeenをカスタマイザー画面でプリビューしたレイアウトと、ブログを表示したレイアウトが異なって表示されます。
これは、なに?
これまでのWordPressは、基本的に、ブログを表示するプログラムで、インストールした状態では、ブログ形式で表示されるため、例えば、スクリーンショットと比べると全然異なるデザインで表示され、「どのようにすればスクリーンショットみたいに表示できるのよ」といった戸惑ってしまう事がよくありました。
テーマにもよりますが、固定フロントページの設定で、フロントページの指定や、ブログページの指定を行わないと スクリーンショットで表示されているレイアウトで表示できないという、わずらわしさがありました。
スタータ用コンテンツは、これらの固定フロントページやブログページ、ナビゲーションリンクやウィジェットといったものを あらかじめカスタマイザーのプリビューにセットして、プリビューに表示された表示が気に入ったら、「保存して公開」を押すと、プリビューの設定が保存され、表示されていたページやウィジェットが保存されるというものです。
スターターコンテンツまとめ
テーマのサムネイルは固定フロントページのことが多いが、WordPressをインストールした初期状態ではブログ表示形式なので、固定フロントページのレイアウトを簡単に実装できる機能、ということのようだ。
カスタマイザーで公開
をクリックすると、メニューやウィジェットの設定も流れ込むので、既存のサイトで実行するのは注意が必要かもしれない。既存のテーマに戻した時に、メニューやウィジェットの再設定が必要になる。
また固定ページなども自動的に生成されるので、容易に公開
を押すと削除に手間がかかることが判明した。
カスタマイザーを見て気に入った場合は、採用するというスタンスで良さそう。
STARTER CONTENT スタート用コンテンツ
https://tenman.info/labo/snip/archives/9159